大川小側に危機管理マニュアルがなかったのは問題だが

こういうことがあったらここに避難する、みたいなマニュアルがなかった。

これは問題になるでしょうね。

でも「あのとき山に逃げていたら助かった」かどうかはわからないと思います。

実際に大川小の裏山を見ればすぐわかるんですが、

確かにしっかりした階段はあるけど、かなり急で幅も狭いです。

大きな余震が何度も続くなか、小さい1年生も含めて全員があの階段を

無事に上りきることができたでしょうか?

上にいた子がバランス崩して階段を落ちて将棋倒しになったり、

下にいる子がパニックになって上の子を突き飛ばして先に上ろうとしたり、

そういう事態は起きなかったでしょうか?

あの日は3月にしては気温が低く、断続的に雪が降りました。

何もない山の上に避難できたとして、

低体温で亡くなる可能性もあったのではないでしょうか。

市の広報車が町内を回ったのは確かですが、

だからってあのレベルの津波を予見できたでしょうか。

海から何キロも入った、川沿いとは言え山の中なんです。

あの地区では住民の8割が亡くなっています。

小学校にいたのでない住民の方々も、あのレベルの津波を予見できなかったからこそ

避難が遅れて犠牲者が多数に上ったのではないでしょうか。

お子さんを失った方々は本当にお気の毒です。

気持ちをぶつける先が裁判なのだろうと思っているので、

お子さんを亡くしても裁判に参加してない方々は何も言いません。

周囲の住民も、何も言わないでただ見守っています。

そんなことをしてもこどもはかえってこない、とかそういうなぐさめの言葉が

すごく空しいから言わないだけです。

時間をかけないと気持ちはおさまらないと思います。

だからせめて、この土地を知らない見たことない人たちは

よけいなことを言わないでいてほしいと思います。

何を言っても、他人の言うことは争いを長引かせる結果にしかなりません。

大川小控訴審、市と県が反論