【イボルタ島】ポケモン最終話

…この物語は、全て妄想です。

サトシは渡し船に乗っていた。

今度の目的地は『イボルタ』という孤島。

様々な場所でバトルを繰り広げた、最終目的地である。

渡し船の乗船時、各地のジムで受け取ったバッジを確認された。

戦歴が、船に乗り、島へ上陸する条件らしい。

『渡し船』といっても、かなりの大きさで、同乗者らも、皆、歴戦の強者らしい。

乗船して、約半日。

いよいよイボルタ島に上陸したら…かつて、見たことの無い大勢のジョーイさんたちに注意を受けた。

『ただいま、島内では【進化病】という、未知の病気が流行しています』という。

進化系ポケモンがかかると、進化または死ぬ、と。

進化した場合、それ以前の記憶を喪ってしまう、とか。

ピカチュウは、港の前に成っている木の実を呑気に食んでいる。

目指す『イボルタジム』は、港の正面。

考える迄も無く、サトシはジムへ入った。

ジムのポケモンとの闘いが始まる直前、ピカチュウの身体が輝き、進化が始まった。

果たして、ピカチュウライチュウへと進化を遂げた。

闘いの最中、ライチュウはサトシの指示に一切従わず…それでも己の防衛本能のみで闘い、勝利した。

最後の勝利のしるし、ジムバッジを受け取ると、隣接するポケモンセンターライチュウを連れて飛び込んだサトシ。

そこで、驚く話を聞く。

『進化病は、この島のものを食べると、発症する』と。

この島の木の実を食べたピカチュウは、進化してしまった。

たぶん、自分と旅してきた記憶も、喪ってしまった。

ジョーイさんが、悲しげに訊く。

『このライチュウ、置いて行きますか?…あの仔達の様に?』

見れば、ポケモンセンターの中には、たくさんのポケモンが残されていた。

『一緒に、帰ります』

…そう、答えて、船を待った。

船が着き『行くよ、ピカチュウ!』と、いつもの調子で呼び掛けたら、ライチュウは付いてきた。

『何だ、お前、完全に忘れた訳じゃないんだな?…まぁいい、またひとつずつ、積み重ねて行こう!』

おわり

頭の中で出来上がってる『ポケモン最終回』を言葉にしてみました。