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ドット欠け

 これまで生きてきた中でも一回しかお目にかかったことのない現象。小学校3年生くらいのある昼下がり。いつものように授業も聞かずにボケーっと窓の外のスカイライン(当時通ってた小学校は高台立地で眺望抜群だったの)眺めてたら、一箇所ぽつんと銀色になってるトコロがありました。

 遠くの清掃工場の煙突の脇の空に浮かんでる銀色。いくら目をごしごししても瞬きしてもなくなりません。しかもこの銀色、全然動かない上に妙に遠近感がないのです。

 それから十数年後。怪しげなバイトで稼いだお金で中古のPowerBook(今で言うMacBook)を買ってニヤニヤ(秋葉原で何か買ってきて最初に電源いれるときってこうなりがちよね)しながらスイッチオンしたら、画面の右上に黒いまんまのポイントが。あぁ、コレがドット欠け初期不良の類だけど文句言えない系)なのね、などと自分自身を納得させながらふと思い出したのがあの銀色でした。

 当時巷では映画『The Matirx』が流行ってまして、この現実世界は全てフェイクなんだよ、なんて厨二病がはびこってましたが、今にして思うとあの映画を書いた兄弟(今は姉妹でしたね)にはホントにそう見えていたのかも知れません。スピンオフの『The Animatrix』の“World Record”なんかは特にその傾向が強く出ています。

 要は極端な客観視ということなのだと思うのですが、それマトモにやったら“悟り”になってしまいますので、控えめにしておいたほうが……おや? こんな時間に誰か来たようd