今年の堰普請

 一昨日の朝5時30分から、春恒例の堰普請が行われた。堰普請とは、田ん

ぼの用水路の清掃作業のこと。といっても水は地表の用水路だけでなく、地下

に埋設された管の中にも流れている。主目的は稲作だが、防火用水も兼ねてお

り、そうなると農家だけでなく、全住民が対象。というわけで、私らも移住し

た15年前から参加しているのだ。

 昔は5月3日と決まっていた。農家にゴールデンウィークなど関係ない、勤

めている兼業農家も祝日の方が都合がいいという理由だったのかもしれない。

しかし、現在は10日ほど日程が早まった。やはりゴールデンウィーク私的

に使いたい人も増えているのだろう。ただ、朝早いのは昔と同じ。眠いのはも

ちろんだが、地面は霜で凍っている。みんな「いやー、寒いな」とつぶやきな

がら、作業を開始した。

 実質的な作業は1時間ほど。1年で用水に溜まるゴミは限られているから、

それほど大変な作業でもない。原発事故から3年ほどは参加者も少なかったけ

れど、ちょっと数えてみたら40名ほどいる。やはり仮設住宅から戻った人が

多いのかもしれない。堰普請に関しては、ほぼ震災前に戻ったといえそうだ。

体より口しか動かないというのが本当のところだが、こういう共同作業でコミ

ュニティの結束を確認できる。やはり大事な行事なのだ。

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