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「パージ:大統領令」

まったく知らないで観に行ったのだが、「パージ」と言うシリーズ物の第三弾だそうだ。

Wikiによると、アメリカ大統領選を題材にしたこともあり、シリーズ最大のヒットとなったとの事だ。

近未来、アメリカでは社会不安を封じ込めるため、年に一度「パージ」という日を設定していた。

パージは19時から翌7時までの12時間の間、政府、警察、消防などすべての公的機関が機能を停止し、その間に行われた事はすべて合法とする特別な日である。

抑圧された市民はこの日にすべての不満をぶつけるため犯罪率は減少したものの、一方でパージは社会保護が必要な貧困層を合法的に処分する日とも言われていた。

アメリカの政権を握っているのは極右政権のNFFAで、オーエンズ牧師が指導をしていた。

このNFFAに対抗するのが、パージに反対するローン上院議員だ。

ローン上院議員はかつてパージで家族を殺害されており、パージを心から憎んでいた。

大統領選を控えてNFFAとローン議員が激しくぶつかっている間に、その年もパージを迎える事となった。

そしてNFFAは、パージが貧困層の排除につながっていると言う論調を封じ込めるため、これまで対象外であった議員もすべてパージの対象とする事を決定する。

他の議員が強固なセーフティゾーンに身を潜める中、ローン議員は貧困階級と同様に、自宅でパージを過ごす事にした。

パージの難を逃れるために、市井の人間は保険会社にパージの時の警護を頼んでいた。

ダウンタウンで食料雑貨店を営んでいたジョーも、このパージ保険に入っていた。

しかしパージの前日、保険会社が保険料を大幅に釣り上げたため、自ら店を護る事になった。

ローン議員は自宅で警護をされていたが、そこにNFFAに寝返った裏切り者がいたため急襲を受ける事となる。

ボディガードのレオがこの急襲部隊を撃破し、二人はなんとか自宅から夜の街へと逃げ出す。

しかし街は無法地帯と化していた。

レオとローン議員は無法者の攻撃を受けている最中、ジョーの助けを受ける。

ジョーの店に逃げ伸びた二人だが、今度はジョーの店をイカれた女子高生が襲い始めた。

非常に分かりやすい、近未来のバイオレンス・ムービーである。

パージ実施中のアナーキーな世界観は悪くなく、特にイカれた女子高生の乗る電飾の車はかなりいい味出している。

ただ、レオとローンがジョーと出会った後は、この世界観が消えてしまう。

単純に、パージに反対する集団 vs NFFAの戦い図式になっていて、パージの参加者たちの影が薄くなってしまう。

題材自体は悪くないが、二つの集団の戦いにもっと無法者のパージ参加者たちが絡んで混乱させた方が、展開が読めなくて面白いストーリーになったんじゃないかとも思う。

48.パージ:大統領令