日弁連夏期研修

7月28日と7月29日は高松で日弁連の夏期研修でした。

本当は29日の朝から義務的に受講しなければならない倫理研修だったので遅刻を防ぐため泊まりにしようと思っていたのですが打ち合わせ等諸般の事情があり日帰りにしました。

さて研修の内容は非常に面白いものがありました。

1日目解雇に関する研修犯罪と病理と刑事弁護

2日目倫理研民法改正

でした。

理研修は毎回考えさせられる内容ですが今回一番参考になったのは1日目の犯罪と病理と刑事弁護です。

精神科医の医師が脳疾患と犯罪の関係について非常にわかりやすく講義してくださいました。

犯罪者が罪を償うことは当然としてもその根本をしっかりと理解した上で更生してもらう必要があります。病気なのですから治療を受けなければ再犯を繰り返し新たな被害者を生んでしまいます。

犯罪被害者の活動をしていくなかで個別的な被害者の対応と社会の面から見た対応というものを痛感します。望んで被害者になる方はいません。ただ皆様二度と同じような被害が発生しないで欲しいという気持をもっていらっしゃいます。

被害者の保護という観点から加害者に対するプログラムを充実させることは重要なことだと思いました。厳罰化も一つの方法ですが脳機能が障害されている人は罰と利益のバランスが理解できていません。ですから罰を重くしても犯罪の抑制にはならないという理屈には納得させられました。

厳罰化というのは更生プログラムを長期に的に強制的に受講させるという意味において意味があるということになります。

本来であればそこは法務省がもっと積極的に取り組んで欲しいところですが日本では非常に遅れています。なかなか考えさせられる講義でした。

責任能力は精神科の問題という簡単に考えていました。神経科の医師の関与が必要であることには驚きでした。

弁護士も常に学んでいかなくてはならないと強く思った今回の研修でした。

黒木総合法律事務所